「大山まきばみるくの里」から「とっとり花回廊」へ:鳥取ブロガーツアーその10 #tottorip
植田正治写真美術館を後にした私たちは一路大山に向かいました。大山の斜面にある「大山まきばみるくの里」に立ち寄るためです。ところが先ほどからの雨は雪まじりに。4月だと言うのに外は一面の銀世界!
牛のオブジェも寒そう!## 雪の中ソフトクリームを
この雪は日本海の方からやってきた筋状雲の1つが引き起こしたものです。冷たい寒気が日本海と触れ合って生まれる、日本海側特有の予想のつかない天気ですね。
「大山まきばみるくの里」は天気がよければ大山の全景を、そしてそれを背にすれば日本海までを見渡せる立地にあります。
何はともあれ牧場に来たからには牛乳、そしてソフトクリームです。
寒い!でもなめらか!おいしい!
こちらは「牛乳を飲んでいる三浦さん」という前衛的写真。「足あとつくから正面から歩かない!」「背筋のばして!」などとブロガーたちの無情の注文が飛び交う中の撮影。
一転して春の世界へ。「とっとり花回廊」
大山をあとにして、斜面を降りれば、雪なんて幻だったかのような春の世界です。そこで立ち寄ったのは「とっとり花回廊」です。
鳥取花回廊についた頃には風景はこのとおり。雪などどこにもありません。
距離にして数キロしかないはずなのですが…やはり大山の斜面はすごい。ついでに「とっとり花回廊」の場所を説明すると、伯備線・伯耆溝口駅の近く、米子自動車道の溝の口ICからほんのちょっとです。
このまま南に旅をすれば倉敷までいけますので、時間があればローカル線の旅をするのも楽しそう。
さて、「とっとり花回廊」は名前の通り、円形の回廊のあるフラワーパークです。天気が悪くても、この回廊から花を一望できるのが特徴です。
こちらは「とっとり」という名前の新品種のチューリップ。ここでしかみることができません。
ムスカリの花壇。とにかく花の数がすごいですし、季節によって常に植え替えや整備がされているそうです。この数と、手入れのレベルの高さが自慢のフラワーパークだということでした。
中心にあるフラワードームには熱帯植物やランなどの展示も。ここでちょっとおもしろい現象に行き当たりました。
動画でわかるかどうか微妙ですが、姿のみえない離れた場所にいる人の声がまるで耳元で聞こえる、円形や球の構造体のなかで体験できる「ウィスパリング・ギャラリー」現象に近いものがありました。ここから数歩場所がずれただけで、聞こえなくなるので、明らかに音波の共鳴点があるみたいです。
温室内には鳥取の名産、ナシのソフトクリームも。ええ、午前中だけで2つソフトクリームですよ。
「とっとり花回廊」のもう一つの見どころは、デザイナーによって遠目の見栄えがちゃんと計算にいれられた花壇の花の並び方です。こちらなど、色の繰り返しが見事ですよね。
他にも、時間がなくて見に行くことができませんでしたが、ハーブガーデン、バーベキューなどに利用できるピクニックスペース、ビアカフェ、水上花壇といった施設があって一日中利用することが可能です。
また、夜はライトアップなどもあるので、カップルの利用なども多いのだとか。
米子を中心に行動する場合、あるいは鳥取を縦断する場合に立ち寄ることが可能なポイントとして旅の計画にいれておくとよいのではないでしょうか。
というわけで鳥取ブロガーツアーも最後の訪問地、境港の町にむけて出発です。