東に西に、温泉からみた鳥取旅行計画:鳥取ブロガーツアー その13 #tottorip
鳥取ブロガーツアーでは、一泊目を三朝温泉の「旅館 大橋」に、二泊目は皆生(かいけ)温泉の「湯喜望 白扇」にお世話になりました。
この二つの温泉は鳥取を東西に旅をするときにちょうどいい立地にありますので、鳥取を訪問したいというかたは行き先と温泉の場所を確認してルートをつくるとよさそうです。
今回は鳥取と温泉に焦点を当てて、訪問した温泉二箇所の紹介をしたいと思います。## 東西に点在する温泉
鳥取は東西に広がった県ですが、温泉もまた海岸に近いところに散在するので、旅をする上で温泉を組み込むのは楽です。
たとえば鳥取の主要な温泉は以下のとおりです。
より大きな地図で 鳥取主要温泉 を表示
ずいぶん広いように見えますが、東の鳥取空港を降りてレンタカーを使えば三朝温泉までするっといけてしまうのが交通量の少なめな鳥取です。
三白するなら鳥取方面、三朝・東郷・はわい方面、そして皆生温泉という具合に串刺しするのもありでしょう。
町も温泉も雰囲気ある三朝温泉
三朝(みささ)温泉は、湯治して三つ目の朝を迎えるころには病が癒えるといういわれから付けられた名前の温泉です。
多くの文人が訪れたことでもしられていて、たとえば野口雨情、与謝野鉄幹、与謝野晶子、志賀直哉(城崎だけではなかったとみえる)、斎藤茂吉、島崎藤村など、いかにも湯治しそうな面々です。
こちらは野口雨情の像。
泣いて別れりゃ 空まで曇る 曇りゃ三朝が雨となる
野口は三朝に着くなりビールを傾けつつ即興で作ったのだとか。山陰めいた雨の日だったのでしょうか。
三朝温泉は漫画「テルマエ・ロマエ」にもモデルとして登場するらしく、しかも時間を旅してやってきた主人公のローマ人ユリウスが三朝に降り立ったページは3巻の23-33ページと、「みささ」に語呂合わせしてあるのだとか。これはにくい編集の魔術!
さて、お世話になった旅館大橋の自慢は岩窟風呂です。
よく「岩窟風呂」などと銘打って壁だけが岩っぽくなっているところがありますが、ここは正真正銘、岩場に湧いている湯です。足元にはごろごろと石が転がっていますし、注意しないと転ぶ場所も。
米子方面なら海沿いの皆生温泉
二泊目にとまった皆生温泉は米子近郊の海岸線にあります。海岸の温泉ということもあってナトリウムのちょっとしょっぱい温泉。でも疲れを癒すにはこれがまたいい。
泊まったのは「湯喜望 白扇」。なかなかに規模の大きなホテルでした。
こちらは部屋の様子。日本海のオーシャンビュー!
二日目ですので、三徳山でつかれた体を癒すブロガーご一行。
今度行く時にはぜひ名前が話題となった羽合(はわい)温泉や、東郷池のそばにある東郷温泉にも立ち寄りたいです。
そう、車があるなら一度の旅ですべてを立ち寄ることだって不可能ではないのが鳥取のスケールと交通量のいいところなのですね。
p.s.
「旅館 大橋」での食事会場の案内。じわじわくる(笑)。