ブロガーツアーのメリットと成功させるポイント:鳥取ブロガーツアーその14
さて、4月にあった鳥取ブロガーツアーについて長々と14回にわけて書いてきましたが、最後の総まとめです。
今回のブロガーツアーは(たぶん)成功だったと思うのですが、どういう点が成功だったのか? 今後のためにメモしておきたいと思います。## ちょうどいい数のブロガー
今回参加したブロガーの数は8人で男性6名女性が2名。ブログをメインに活動している人もいれば、Facebookやライターとしての活動がメインの人も。ブログのテーマもさまざまで、全員が「旅」をブログのカテゴリにもっているわけではありません。
でも、こうしたバラエティに富んだ編成が結果的に現地では効果的になりました。
8名もいると絶え間なく誰かが写真をとり、SNSに書き込んでいますし、ある人が気づかないことに他の人が気づく、ある人が一方を向いていると他の人が他の方向から写真を撮るといった取材と情報発信の重なりがうまれます。
夜のTogetterで流れをつかむ
今回はみたいもん!のいしたにまさきさんが夜になるとその日のつぶやきをToggetterにまとめていました。これが意外な人気となって現時点で15000PVほどをマークしています。
参加者8名全員をフォローしている人はあまりいませんので、こうしたまとめを旅の最中にも作ることは臨場感をもって取材を伝え、あとで空気を再現するのにも役に立ちました。また、帰ってからブログを書く際の記憶の掘り起こしに活用できるのもいうまでもありません。
主催者の手際の良いリード
今回、鳥取県のスタッフは常に私たちと随行し、一緒に旅の楽しみ方を教えてくれました。スタッフのかたが作ってくださったツアーが、自動車移動の配分、立ち寄りスポットの配分などが見事だったので、立ち寄る箇所が比較的多かったにもかかわらず負担感はまるでありませんでした。
ブロガーツアーを計画する場合、この行程表の作成で成否が半分は決まるのではないかと思うくらいです。
鳥取県のスタッフの皆様、本当にありがとうございました。
ブロガーツアーのメリット
さて、普通の観光PRと違って、ブロガーを使ったブロガーツアーというとりくみは芸能人を起用する華々しさや、大規模なキャンペーンを打つものものしさもありません。でも地味な規模なとりくみのわりに、じわじわと確実に広がる効果をもっているのではないかというのが、今回参加して、記事を書いてみた印象です。
一つにはこうした記事がパーマリンクをもって常に検索可能になっている点が挙げられます。本ブログでも鳥取ブロガーツアーは個別のページにして常設コンテンツ化していますが、こうすることで旅の間と、記事を書いた瞬間だけでなく、その後何年も「鳥取」「旅行」「ツアー」といった検索に反応して表示されるようになります。
もう一つに、これはなかなか形を示すことはできないのですが、ブロガー自身が「鳥取で見たんだけど」と周囲の人に話をする効果です。
今回のシリーズ記事は立ち寄り場所を一つ一つ切り取ることで、読者のみなさんが鳥取旅行に興味をもった際に旅程を作りやすくしてあります。
実際、「北海道」「沖縄」といった県にくらべて選択肢に上りにくいだけで、旅行先としては見どころも、交通の便も遜色のない県で、行かないのは損だと感じました。
ぜひまたこうしたブロガーツアーに行く機会があったら、今回の経験をいかして、主催者ととともに行き先の地元を盛り上げるお手伝いをしたいですね。