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初めてトマトジュースを美味いと思った!阿久津農園の新鮮トマトに驚き #福島美味 #会津下郷

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旅をしていて、地元の小さな農家を訪問するチャンスはなかなかありません。今回の会津下郷ブロガーツアーでは、商工会のおはからいで会津地鶏とさまざまな野菜を生産されている阿久津農園を訪問することができました。

子供の頃からトマトジュースは苦手で飲むのを避けてきた私ですが、意を決して飲んでみたフレッシュジュースが驚きの美味しさでした!P9010053

阿久津農園は観光農園ではありませんので、ひょっこり訪問するわけにはいきません。今回は福島商工会のご案内で訪問しました。

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どうぞどうぞとご主人の案内で菜園に移動していると見えたのがこちら、畑の真ん中にそびえ立つ巨石です。

「あの向こう側にはもっと大きな、5-6mの岩もある」ということでしたが、一見なんの変哲もない農園にみえるこの場所が、この緩やかな斜面を大変な苦労をしてならして作った場所だということがわかります。

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トマト菜園に案内していただき、熟しているトマトをもいで食べさせていただきました。やはりもぎたてはお店で買うよりも甘さが滴るようです。

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問題はこちら。ご主人が家庭用につくったトマトジュースをすすめていただいたとき思わずためらいました。私はトマトジュースが大の苦手だからです。

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もぎたてのトマトを裏ごししてしぼったというジュース。意を決して飲んでみると…なんだこれ、うまい!

市販のトマトジュースにありがちな鼻をつく臭み、飲んだあとのえもいわれぬ後味がまったくなく、きりっとした甘さが舌を刺激します。

思わずおかわりをして、はちみつなどを加えたという味付きのトマトジュースもいただき、生まれて初めてお腹にたまるほどトマトジュースをいただきました。

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阿久津農園はむしろ会津地鶏の「平飼い」で知られています。

会津地鶏は起源がよくわかっていませんが、郷土芸能の会津彼岸獅子の羽飾りに登場することから、その成立の400-500年前には飼育されていたのではと推測されています。

その後、昭和62年に養鶏試験場の調査で固有種であることが発見されるまで、ひっそりと飼育されてきたのだといいます。もともと体が小さく、肉も少なく、産卵も少なかったのを交配させていまの会津地鶏となりました。

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阿久津農園は地鶏の平飼いをしています。ただでさえ普通の鶏よりも産卵数が少ないのに、平飼いだとさらに少なくなりますので貴重な卵です。

こちらで生産された鶏と卵は「みちの駅しもごう」で親子丼として出されていますし、卵も購入可能だそうです。ああ、先に知っていれば!

直接訪問することはできないかもしれませんが、下郷で会津地鶏の卵に出会うことがあったら、阿久津農園さんのように地元の人が努力してその血統を残している成果だと思いだしてあげてください。

そば、トマトときて、会津下郷食のツアーは次に果樹園へと向かいます。

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。

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