ジャスパーの町を出発。アタバスカ川をさかのぼる旅の始まり #アルバータ秋旅 #カナダ
ジャスパーの町を出発し、アイスフィールド・パークウェイの起点へと車で移動します。
アイスフィールド・パークウェイはアタバスカ川と並走していますが、この川は北向きに北極海に向かって流れる川です。そこで私たちは南に、この川をさかのぼる方角に進んでいきます。
ジャスパーの町の入口。ええ、また来たいです!
アイスフィールド・パークウェイのゲート。ここは国立公園ですので、通行するには Park Pass をもっていないといけません。やってきたルートによっては持っていない人もいますのでここで取得するのと、トレーラーなどの貨物の通行が許されていませんのでそれを監視する目的で設置されています。
秋はまだいいのですが、冬季は雪と氷で厳しい環境です。ここから先150kmにわたってガソリンスタンドもありませんし、人の通行もまばらですので、あらかじめこうして道路のコンディションを表示する看板があります。
「夏は車が故障してもヒッチハイクすればいいのですが…」とガイドさんが教えてくれたのが印象に残っています。「冬は交通量も少なくてそれを待っていると死んでしまうので、衛星電話を持ち歩くんですよ」。携帯用のイリジウムかインマルサットですか!
もちろん野生動物も多いので、こうした看板も。熊はどんなにかわいくて、和んだ雰囲気であったとしても車から出て撮影などをしてはいけません。予想外にすばやく、襲われてしまう可能性があります。
たまに、カリブーが道を渡ることもあるのでこんな看板も。
アイスフィールド・パークウェイに入った直後、振り向くと昨日は雲に覆われて見えなかったピラミッド山が見えてきました。ちょうど橋の上から撮影することに成功。
と、車に戻ろうとすると、山頂を雲に覆われたエディス・キャヴェル山に抱かれるように斜面にへばりつくエンジェル氷河がみえました。
ここからみえているのは舞い降りた天使が広げた翼の片翼で、正面からみるともう少し天使らしく見えるのだそうです。しかし近年、下半分が崩れてしまったために、天使らしさは少し損なわれたのだとか。
このアイスフィールド・パークウェイのジャスパー寄りには、ウィスラーズ・キャンプグラウンド、ワピティ・キャンプグラウンド、ジャスパー・ハウス・バンガロー、などのキャンプ場やバンガローも存在します。
キャンピングカーでやってきたひと、自然のただなかで宿泊したいという人は、ジャスパーの町に入らずにここで滞在するわけですね。
さあ、どんどん行きましょう。まだまだアイスフィールド・パークウェイは始まったところです。
今回のアルバータ州訪問レポートについて
アルバータ州観光公社の依頼を受けたネタフルのコグレマサトさん(@kogure)のお誘いで参加しています。アルバータ州観光公社には渡航費、宿泊、現地での案内をお世話していただいています。記事の内容はすべて私(@mehori)の見たまま、感じたままに書かせていただいています。Thank you Alberta!