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檜原村探訪02: 「そば処みちこ」覚悟を決めてゆく天空の蕎麦屋 #tokyo島旅山旅

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注意:「そば処 みちこ」は惜しまれつつ2018年11月25にちに閉店しました。本ページは記憶を残す目的でそのまま掲載してあります。

檜原村周辺には数多くのそば屋が存在しますが、なかでも最も秘境感がただよっているのがこちら、「そば処 みちこ」です。

まず、ホームページにアクセスすると、しばらく管理されていないのか店の名前が広告のオーバーレイでみえません。しかも営業日も地図のリンクもクリックできません。どうやっていけばいいのか?

Googleマップで検索すると場所が表示されますが、これが本当にここなのだろうかと疑うような場所に表示されます。峠を越えた、山の斜面にあるのです。

ここまでハードルが高いと、かえって気になるというもの。店に電話をして、営業しているかどうかを確認してから向かいます。徒歩だと山道を一時間ほど歩くことになりますが、車ならば20分ほど山道を登って辿りつくことができます。

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ただし、道は細くすれ違いは困難で、場所によってはガードレールのない崖っぷちを走ります。くれぐれもスピードは出さずに、ところどころにあるすれ違い用の道路の膨らんだ場所を横目にしながら走るようにします。

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登り始めて20分ほど、峠の茶屋がみえてきますので、ここも通過します。

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突然、砂利道になってしまって大変不安ですが、かまわず進みます。すると…

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ありました!意外に広い駐車場がありますので、ここに車を停めることができます。

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古民家の雰囲気ただよう店が見えてきます。振り返れば山また山の、まさに天空のそば屋です。実際にたどり着いて驚いたのですが、こんな奥地にあってもけっこう客の多い人気店でした。

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店はどことなく遠くなった昭和の名残りがのこっていて、懐かしさを感じさせます。座敷の席と、炉端の席と選んで座ることができます。

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こちらがメニュー。ちょうど始まったばかりの手打ちの新そばをいただくことにしましたが、グループできているなら山菜の天ぷらもよさそうですし、春限定のよもぎそばも気になります。

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というわけで二八そばを大盛りで、山菜天ぷら付きでいただきます!

こうした店だと野性味が前面にでた荒々しいそばを出すところも多いのですが、この日食べたそばは張りがある触感で、甘くて優しい味がしました。残暑のあるうちは特においしく感じる気のする味わいです。

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天ぷらはヤツバ、ミズ、金時草の山菜盛り合わせ。

食後にはコーヒーもいただきましたが、他のお客の会話が耳に入ってきたところによると、コーヒーも美味しくて評判なのだそうです。水の良い所は、コーヒーも期待できますよね。

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縁側には椅子も出してあって、ゆっくりとできます。苦労してくるだけあって、客もすぐには帰りたくなさそうにこちらでゆっくりとしたり、縁側からの景色を眺めていたりしました。多少時間はかかるかもしれませんが、足があるならおすすめの店です。

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店をでると、そこは奥深い山道の交差する場所でした。「甲州古道」という看板が示す通り、ここは昔の街道だったのです。

旅する人が峠で一服して、さらに先を目指す、そんな場所にいまも佇む一軒のそば屋のことを、ぜひ檜原村に来た時には思い出してあげてください。

さて、次は山道を降りて、檜原村の景勝地の一つ、払沢の滝に行きます。

「tokyo reporter 島旅&山旅」について

東京都の観光PR事業の招待で、東京都檜原村の取材をしています。tokyo reporter島旅&山旅についてはこちらのサイトを御覧ください。

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堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。

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