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檜原村探訪06: 都民の森と三頭大滝。気軽に歩ける東京の西のはてのスポット #tokyo島旅山旅

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檜原街道を数馬地区からさらに山にのぼり、奥多摩周遊道路上の先にあるのが「東京都檜原都民の森」です。東京都の西のはて!

登山慣れしているひとなどはさっさと尾根の登山道に行ってしまうのでしょうけれども、それよりも軽いハイキングを楽しみたいというひと、子供に初めて森を歩き、自然を楽しむ機会を作ってみたいと考えている人にちょうどいい「森への玄関口」のような施設だと思ってください。そしてこの都民の森から、檜原村で二つ目に有名な滝、三頭大滝にアクセスすることができます。

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都民の森は檜原村の南の都道、檜原街道をのぼりにのぼって、奥多摩周遊道路に入ったあたりにあります。このあたりはバイクの人には有名みたいで、ツーリングの途中で休んでいる人も数多くいました。バスでも、武蔵五日市駅から1時間あまりで到着します。一時間はかかるのか…。

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入り口には土産物店がありましたが、その店先で三頭大滝、三頭岳にちなんで「みとうだんご」が売られていました。

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くるみ味噌でいただきましたが、おやつに調度よい感じでした。食事をするなら、この入口の駐車場から上ったところに、東京都でもっとも標高の高い場所にある「とちの実レストラン」がありますので、そちらを訪問するのもいいでしょう。

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「都民の森」というと、ただ森が広がっているのかと思うかもしれませんが、ここはとても充実した体験施設が損ざします。イベントページをみると、テーブルや椅子を作れる木工教室、自然教室、あるいは宿泊イベントなどが数多く開催されています。

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設備も本格的。多くの教室で事前申し込みが必要ですが、当日参加のミニ教室などもあります。でもできれば、イベントを狙って参加したいものですね。10月には宿泊イベントもあるみたいで、知ってる人は知っている、充実した内容のようです。

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都民の森には数十分でまわれる三頭の滝をめぐるだけのコースのほか、3−4時間かけてまわるハイキングコースなど、求めるレベルに応じてさまざまなコースが存在します。とりあえず、今回は時間がないので三頭の滝だけをまわることにしましたが、また紅葉が進んできたら2時間ほどのコースをまわってみたいですね。

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払沢の滝もそうでしたが、都民の森も滝まではコースの整備が充実していて、このようにチップが敷き詰められていてぬかるみに足をとられたり、足元がつらいことがありません。香りもとてもよいですし、子供連れでもちょっと歩くのにはいいですね。

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安全な道筋ですが森はそれなりに深く、歩いていて非常に満足です。クマの目撃もあったそうですので、歩いているハイキングの人たちは鈴をつけていました。ちょっと歩くだけのひとも、不安なら事務所で鈴を借りることができます。

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というわけで歩くことほんの15分、三頭大滝にやってきました。この三頭大滝を正面からみることができるのが、この滝見橋です。

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南秋川でも最も大きく、美しい滝ということでしたが、なるほど納得です。緑あふれる谷間に一筋の白い滝の道筋が目に焼き付きます。これ、滝の両側が紅葉したらどんなにか素晴らしいことか!あるいは冬の雪のときにやってきてもすごそうです。

Masatake Horiさん(@mehori)が投稿した動画 - 2015 9月 21 7:22午前 PDT

この三頭大滝の名前の由来にもなっている三頭山は、その名の通り三つの頂をもっている山で、この都民の森のコースから山頂までゆくことができます。森林館からの標高差が500mほどですので、ちょっとした山登りですね。標高は1500mほどですので、秋の涼しい季節の登山にちょうどいいかもしれません。

今回はその表面をなでることしかできなかったのですが、体験コースや、イベントなどが充実していて、これはもっと評価されていいスポットなのではないかという気がしてなりません。ぜひまた、家族を連れて行きます!

「tokyo reporter 島旅&山旅」について

東京都の観光PR事業の招待で、東京都檜原村の取材をしています。tokyo reporter島旅&山旅についてはこちらのサイトを御覧ください。

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堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。

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