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檜原村探訪07: 東京に秘湯が!? 蛇の湯温泉「たから荘」はせせらぎの宿 #tokyo島旅山旅

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檜原村は東京都の西のはてとはいえ、この程度の距離だと宿泊せずに日帰りという人も多いと思います。しかし片道でもそれなりに時間がかかってしまう場所だけに、一泊すると違った楽しみ方も生まれる場所でもあるのです。

キャンプ場やコテージが多いこの一帯ですが、今回は東京都で唯一、「日本秘湯を守る会」に参加している宿である「蛇の湯温泉 たから荘」に宿泊しました。

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「たから荘」は都民の森からくだってきた数馬地区にあります。日帰り温泉だと「数馬の湯」があるのですが、そこから数百メートルに位置しています。

この日は一日中飛び回っていて汗だくで疲れたところに、最後にこんな夕暮れが見えてきて宿に向かう気持ちも高まりました。暮れてゆく空と深まる谷間の影はいいものですよね。

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こちらが「たから荘」の正面。こちら、右側の本館は江戸時代末期で300年ほどの歴史を持った「兜造り」の建築になっています。この付近には数軒残っていますが、Wikipediaの写真自体が、この「たから荘」だったりします。

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そしてこちら、東京都で唯一「日本秘湯を守る会」に加入している宿でもあります。秘湯を守る会は、不便なところにあったり隠れた宿が多く、施設も頑固に古いままで頑張っているところも多いのですが、こちらの「たから荘」については本館がこのように貴重な古い家屋であるものの、宿泊や食事をする棟は新しくてきれいになっています。

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こちらが入り口。奥が本館と湯のある方向です。

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くつろぎ処は、これも「そば処 みちこ」でみたような懐かしい昭和の風景です。あの時計とか、いつ頃のものなのだろう…。

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今回、私は取材ということで一人で宿泊させていただきましたが、「たから荘」は通常は二名から、そして5室しかないこじんまりとした宿です。階下におりてゆくと、次第に川のせせらぎの音が強くなってきます。

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こちらが部屋のようす。窓のそとはすぐ下に秋川の渓流が流れていて、常に川の音が聞こえてきます。これは本当におちつくので、部屋での時間をゆっくりととりたいですね。

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夕食も、檜原村周辺の野菜などをふんだんに利用した、素朴で味わい深いものでした。というか、舞茸です。舞茸が至高です。

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あとはこちら、檜原村自慢のこんにゃくの刺し身。

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ヤマメの塩焼き。

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そして舞茸。いや、本当に秋はこれだと断言できます。和え物でも美味しい、汁物にいれてもおいしい、焼いてもおいしい。最高です。

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この日は新そばがちょうどでてきた時期でもあって、夕食の最後には十割そばがでてきました。ほんとうにごちそうさまでした。

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温泉は内湯のみで露天はありませんが、湯殿からも渓流を見下ろすことができるのが、付近の温泉施設では得られない贅沢です。

まだ夜の九時くらいでしたが部屋にもどると夜は闇は深く、電気を消せば川の音ばかりが部屋を満たします。布団にはいりこみ、ふだんは忙しくてできない深い考えに沈んでいると、眠りはいつのまにかやってくるのでした。

「tokyo reporter 島旅&山旅」について

東京都の観光PR事業の招待で、東京都檜原村の取材をしています。tokyo reporter島旅&山旅についてはこちらのサイトを御覧ください。

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堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。

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