檜原村探訪13: 「カフェせせらぎ」村役場の隠れ家コーヒーを堪能する #tokyo島旅山旅
檜原村をあとにする前に、最後にもう一箇所だけ立ち寄らないといけない場所がありました。それは檜原村役場内にあるという「カフェせせらぎ」です。
なんと、長い間銀座でカフェを経営していたマスターが地元にもどって開いたのがこちらなのだそうです。秋川渓谷を見下ろす最高のロケーションで極上の一杯をいただける隠れた店なのです。
こちらがその檜原村役場。こんなふつうの役場にカフェが? と思うと…。
ちゃんと看板が出ていました。なんと、役場が休日の週末でも、年末年始を除いて無休で営業しているのだそうです。
ここのカフェを切り盛りしているのがオーナーの檜原村生まれの幡野さん。 この幡野さん、30歳くらいの時に脱サラして、銀座でカフェを開いてから35年間銀座一筋の生粋のカフェオーナーなんです。そのカフェは現在でも銀座に5店舗あるカフェみゆき堂。多い特には都心に10店舗以上も経営していたとのこと。ほんとすごい!檜原村はほんと色んな人がいますね。(銀座で35年の味!村役場にある本格コーヒー「カフェせせらぎ」)
これを聞くだけで、カフェに対する愛情が伝わってきます。これを読んでぜひとも訪問しなければと思ったのです。
入店すると木のメニューが。お腹が空いていたらクロックムッシューもよさそうですが、帰りがけでしたのでコーヒーとチーズケーキを頼みました。
窓側の席について外を見ると秋の深まる渓谷の緑が広がっています。眼下には鳥の餌台もあって、ときにはヤマガラなどがやってくるそうです。
やってきました。口にふくむと、ねっとりとして、濃厚なコーヒーの味わいです。とてもこの店にあった、優しい味です。レアチーズもたいへんおすすめです。
二日間飛び回っていましたので、ここのコーヒーをいただきながら、ようやくゆっくりと頭をまとめることができました。ため息をついては窓の外の風景を楽しみ、またコーヒーを一口。最高の時間です。
「カフェせせらぎ」にはマスターの趣味らしいクラシックカメラのコレクションがあります。こちらもみていてなかなかのラインナップ。
また、檜原村の木工細工などの展示もありますので、旅の行きに立ち寄るのもいいでしょう。行きに帰りに、2回くればよかった!
こちらは昭和五年の振り子時計。資料をまとめおわって、ゆっくりと風景を眺めていると「コチッ、コチッ」とその音が眠りに誘うように聞こえてきます。
東京らしからぬ西の果ての檜原村、その村役場にある隠れたカフェ。コーヒー好きなら、一度は入ってみる価値がありますよ!
「tokyo reporter 島旅&山旅」について
東京都の観光PR事業の招待で、東京都檜原村の取材をしています。tokyo reporter島旅&山旅についてはこちらのサイトを御覧ください。
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