絶好の立地で有名な富山「スターバックス富山環水公園店」
連休の始まる気持ちのよい季節に、仕事で富山に行く機会がありました。
国際会議に出席するためだったのですが、会議の始まる時間までに行っておきたい場所がありました。それはブログ、ネタフルに掲載された記事で知ったときから気になっていた、「世界一美しいスタバ」の異名をもつスターバックス・コーヒー富岩環水公園店です。
[N] 美しすぎるスターバックス!?世界一美しいスターバックス「スターバックス富山環水公園店」| ネタフル
駅ビルや、商業施設のテナントとしてみかけることが多いスターバックス・コーヒーですが、独立した店舗としてデザインされたコンセプトストアも全国に存在します。
なかでもそのさきがけとなった富岩環水公園店は、富岩運河の最も南にあるカナルパークの一角に佇んでいて、運河を前に、桜並木を背にした最高の立地で有名なのです。## 富岩運河のほとり、憩いの公園の喫茶店
富岩環水公園は富山駅の北口から徒歩で10分ほどの、運河のほとりにあります。
開業したばかりの北陸新幹線を使ってきた人は、中央改札から南口に出ていると思いますので、一度外に出て北口への地下道を通る必要があります。
富山市総合体育館から左へ、川沿いを進んでゆくと急に視界がひらけて環水公園にやってきます。まず目につくのがこの天門橋。
この公園はちょうど運河の端となっていて、広場に野外劇場、そして運河を楽しめる船着場もあります。
天門橋を渡ってゆくと、対岸に見えてきたのがスターバックス・コーヒー富岩環水公園店です。
目の前は運河、後ろは桜並木で、まさに春を過ごしたい風景ですね。
店の外観がよく話題になりますが、内側も大きなガラスからとりこまれる光でとても気持ちよく、席も多い素敵な店でした。
そもそもこの風景を生み出した富岩運河も気になって調べてみると、富山の街の発展史そのものがみえてきます。
明治期まで現在の富山駅付近に大きく蛇行していた神通川を直線化し、その結果生まれた廃川地を埋め立て、同時に東岩瀬港と富山駅をつなぐ水路として作られたのが富岩運河なのだということです(富岩運河物語(運河の歴史))。
たしかに、Googleマップでズームアウトしてみると、県庁・市役所の存在する方面に細い松川が残っていて、かつての神通川の流れが見て取れます。この付近全体が埋立地というわけなのですね。
その後、物流の変化などによって一時は埋め立ても検討された富岩運河ですが、いまは都市の水辺の空間として活用されているようです。
地元のかたに夜に連れてきていただくと、天門橋がライトアップされていてまた違った雰囲気になっていました。ここではさまざまなイベントや、花火大会なども催されるとのことで、この運河が残されて本当に良かったのだなあと感じます。
ここは地元の人も、観光客にも人気の場所らしく、閉店まで大勢の客で賑わっていました。
富山に旅した時は、ぜひここでコーヒーのひとときを過ごしてみてはいかがでしょう。