雪の上を疾走する快感! ヤマハ・スノーモービル体験会に参加してきました

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ウィンタースポーツといえばスキーやボードがまず挙がりますが、スノーモービルも借りることができるというのはご存知でしょうか?

いつもお世話になっているヤマハ発動機のブロガー向けスノーモービル体験会に参加する機会がありましたので、たぶん普段は見ることも乗ることも少ないスノーモービルについて書いてみたいと思います。

簡単なの? (簡単です)危険じゃないの?(ちょっとだけ)誰でも借りられるものなの?(借りられます)楽しいの?(楽しいです!)の全てについてまとめます。

浅草から電車で一本、鬼怒川温泉へ

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今回の体験会が行われたのは浅草から東武鉄道の特急スペーシアきぬがわで2時間の鬼怒川温泉です。

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平日ということもあってちょっとさびしい感じの鬼怒川温泉駅。

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今回のブロガー体験会には10人ほどが参加しました。去年のボートイベントに続いての参加の人もおおぜい。だんだんヤマハの輪が広がっていますね。

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スノーモービルを走らせるには平坦な場所がよいので、向かったのは「きぬがわ高原カントリークラブ」です。夏場はゴルフ場ですが、冬はクロスカントリースキーや、スノーモービルランドとして利用が可能です。

こうしたスノーモービルランドは全国に存在して、各地でスノーモービルのライセンスを取得することができます。

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というわけでまずはライセンス講習です。なぜかカントリークラブの広間には漫画「ワンピース」の海賊白ひげの像が。おおきい! 祭りで作成したものをここに安置しているそうです。

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ライセンス講習は7000円で、短時間のビデオ講習でスノーモービルの各部分の名称や特徴を学んだあとですぐに雪上での実習となります。

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「スノーモービルは体重移動を意識しないと方向転換が難しいんですよ」と教えてくださる講師のかた。思った以上に体をつかう乗り物なのだということがわかってきました。

雪上での練習

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上下のスキーウェア、というよりも防水のバイクスーツを着込み、ヘルメットをして雪のなかへ。スノーモービルは実際に横に立ってみると大きくて安定感があります。

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操縦方法はいたって簡単で、右手の親指でスロットルを調整し、あとはハンドルをきりつつ雪との格闘になります。ほとんどブレーキを使うことはありません。というのも、スロットルを離せばすぐに減速するからです。

とても寒そうですが、多くのスノーモービルにはグリップのヒーターがついているので、数時間遊んでいる間も手がかじかむことはありませんでした。

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ところでスノーモービルはどのようにして進むのかというと、このキャタピラです。これがエンジンで高速に回転することで推進力を得ているのですね。

しかし雪が柔らかいところであまりエンジンをふかし過ぎると、このキャタピラが雪に埋まってしまい動けなくなることもたまにあるそうです。

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というわけでさっそく練習。ハンドルを切るだけではなかなか曲がることはできず、斜体が浮いてしまうので意識的に体重をかけてスノーモービルを押さえつけるようにして運転しないといけません。

スノーモービルって危なくないの?すぐに運転できる?

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エンジンのかけかた、緊急停止のしかたを学ぶと、すぐに実践開始です。私が最初に乗ったのはこの日置いてあった機種のなかでも最も排気量の大きい牛のようなスノーモービルで、微速で進むのは最初難しかったのですがすぐにコツがつかめてきました。

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大きな輪を描いて運転をしてハンドルの切り方を覚え、そのあとはポールをジグザグ走行する練習をしていきます。

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やってみると、最初はポールを一つ置きにしかくぐれなかったのが、すぐに右手の親指の微妙な操作と、ハンドルを切るタイミングが体に伝わってきます。バイク屋スクーターに見た目が似ているのでわかりにくいのですが、スノーモービルは雪との対話なのですね。それがわかってくると、すぐに車体を思い通りに動かせるようになってきました。

やったことがない人が気になるのは「危ないのか?」という点だと思いますが、スノーモービルで一番危険なのはカーブを曲がった時や、斜面を降りる際に車体が倒れてその下敷きになることです。これは相当に危ない運転の仕方をするか、無謀な斜面を降りない限り大丈夫です。

安全に運転しようと思えばいくらでも安全に速度を抑えることができますので、危ないのは実力以上のことをやってしまった場合というわけですね。

雪面を疾走!機種によるスノーモービルの違いも楽しむ

今回はさまざまな種類のスノーモービルが集結していましたので、練習後の自由時間では乗り比べをすることもできました。

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たとえばこうした大柄で廃棄呂の大きい機種もあれば:

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重心が低くて小回りのきいた機種もあります。乗り比べたところ、こうした重心の低いもののほうがハンドルを切りやすく、初心者として楽に操作できました。

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あとは楽しむのみです! 今回のイベントでは長めに自由時間を設けていただけましたので、時間のある限りスピードを出して遊んでみることができました。

真剣な表情をしていますが、「どこまでやると危ないのかな?」と多少スピードを出しながら試しているところです(笑) ある程度プッシュしてみないと、わかりませんからね。

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こちらはブログ「のまのしわざ」「ワンダードライビング」の野間さん(@noma)。楽しそう。

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一回だけハプニングっぽいものがあったのが、コースの一部に雪山が出ていた場所に、参加者のスノーモービルが乗り上げてしまったときでした。こうなると横転しそうで無理に進むのは怖くなります。

というわけで男三人くらいで周囲の雪を掘って、キャタピラ部分を平坦な側に動かして脱出させました。一人だと難しそうなので、なるほどスノーモービルというのはパーティーでやるのがよいのというのはこういう理由もあるのかと納得しました。

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最後にカントリークラブ全体をゆっくりとスノーモービルで一回りさせていただきました。雪が深すぎて普通ならいけないような森の風景のなかにどんどんと進むことができます。

時折、エンジンを切って息を吸い込むと雪山の切れるような空気が胸にいっぱいになります。スノーモービルでのクロスカントリー、これは楽しい!

スノーモービルはどこでできるの? 値段は?

というわけで、初めてのスノーモービル体験はヤマハ発動機様のおかげでかなり好き放題に運転させていただいて楽しく終了しました。

では実際に、スノーモービルを体験してみたいというひとはどうすればいいのか?という点をヤマハさんにうかがってみました。それによると、

  • 全国のゲレンデ、カントリークラブで冬場は「スノーモービルランド」が開いているので、そこに予約をいれてライセンス講習を行います。ただし、講習をおこなっていないゲレンデも多いので注意が必要です。

  • ライセンス講習の費用は7000円。2年間有効で、他のヤマハの系列ゲレンデで利用が可能になります。

  • スノーモービルのレンタルは排気量に寄るものが多く、20分1000円から4000円などさまざまです。講習自体がけっこう面白いので、講習+1時間程度でも十分楽しめます。

とても楽しかったのでいろいろな人におすすめしたいのですが、ふだんはウィンタースポーツをしないので、ウェアを持っていない、手袋もない、ヘルメットはもちろんない、靴はこれでいいのか?という人もいると思います。

そういう人のために、ウェアのレンタル、講習、コース使用料、スノーモービルレンタル費用をすべてパックにしたプランなどがあるとわかりやすくていいのではないかと思いました。このあたりはスキー場のほうが一日の長がある気がします。

また、スノーモービルクラブごとでどのような風景や体験が期待できるのかという資料もまだ少ない気がしますので、そのあたりの充実をヤマハ様には提案させていただいています。

スノーモービルはこれまでに体験したことのない雪とのつきあいかたで、せめて一度はおすすめしたい面白さをもっています。北海道などのコースだときっと全く違う乗り心地なんでしょうね。

また計画して、今度は子供を乗せてみたいと思いました。

お誘いくださったヤマハ発動機様、ありがとうございました!

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堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。

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