観光とイングレスの交点から。横須賀イングレス・ブロガーツアー (1) 海軍カレー本舗〜市内散策
職場が横須賀ということもあって監修者としてお手伝いしている横須賀市のイングレス観光キャンペーンの一環で、年末、というよりもクリスマスに横須賀市と猿島をめぐるブロガーツアーが開催されました。
この日は監修者の立場ではなく、一人のブロガー、エージェントとして参加しましたが、馴染みのある街もイングレスを通して、大勢で歩いてみると新しい発見や楽しさがありました。
写真も多いので、このブロガーツアーの様子を3回にわけてご紹介したいと思います。## 横須賀中央駅から海軍カレー本舗へ
平日、クリスマスというのにこの日はメディアや個人ブロガー十数人が集まってくださいました。お知り合いに声をかけてくださったネタフルのコグレマサトさん(@kogure、レジスタンス)に感謝!
この日はイングレスももちろんですが、横須賀を知り、体験することも目的の一つですので、まずは横須賀市の名物ともいえる海軍カレーの店「横須賀海軍カレー本舗」に向かいました。
海軍カレーを出す店は多いのですが、ここは横須賀中央駅からほど近いので、観光目的でやってきたひとにはちょうどいいロケーションです。
写真にうつっているカモメのキャラクターは、横須賀に複数いるゆるキャラのひとつで、海軍カレーを広めている「スカレー」です。横須賀の「すか」と「カレー」を組み合わせた結果、うかつにちゃん付けして呼ぶことができない語感になっているのですが、それはさておき市内の何箇所かで会うことができます。
海軍カレー本舗は「艦隊これくしょん」の艦船にあわせたカレーを提供していることでも知られていますが、流行に敏感ということもあってこの日うかがうとイングレスのエージェントむけの「コロッケ・シールド」の提供が始まっていました。
これには観光課の人もびっくりという展開でした。
こちらがそのコロッケシールド。硬いです。Rare Portal Shield程度には。
カレーと一緒にコロッケシールドもいただけばほどよい満腹感です。この日はビーフとチキンの2種のカレーでしたが、ふだんのメニューも充実していますので実は通って食べ比べしてみたい場所でもあります。
この日、海軍カレー本舗の方が「試作中ですが」とことわりながら見せてくださったのがこちらのイングレス・カレー。「お、おう…」という言葉しか出てこないのですが、カレーとしては美味しそうです。
カレーは引き続き開発していただくとして、ひょっとするとレジスタンスのメニューとエンライテンドのメニューを用意して、自分の陣営のカレーしか食べられないというルールにすることで、クロスファクションで来ないと相手ファクションのカレーは食べられないというしかけがあったら面白いのではないかと思いました。
イングレスをしつつ市内を散策
カレーをいただいたあとは、参加者はいったん解散して次の集合場所である三笠桟橋をめざします。この時間を利用して付近のポータルをハックするもよし、ミッションにチャレンジするもよしという流れです。
イングレスをプレイするフィールドとして横須賀が楽しいのは、駅から桟橋方向、あるいは海岸沿いにJR横須賀駅 / 京急汐入駅にむかうルートにポータルが十分にあり、目的に向かって寄り道をしながら歩ける点です。
駅から離れるに従ってポータルの密度が少なくなるというわけではなく、観光地の方向に自然にポータル群が広がっているので、ユニークねらい、多重CF狙いなど、さまざまな遊び方ができるのではないでしょうか。
こうした、駐車場の一角にある小さな神社がポータルになっているのをみると、この土地の来歴が気になったりします。どうしてこの神社はここにあるのでしょう。そしてこれから、どうなってゆくのでしょうか。
道にそってはこんなポータルも。交通安全祈願の像なのですが、頭部が壊されて、なんだか別のものが乗っています。
心ないことをする人もいたものですが、そもそもこの像はなぜここにあるのでしょうか? なんとなくこんな立派な像を作ったのというのではなく、ここでかつて悲しい事故があった、それを思いおこさせるために作られたのではないでしょうか? ポータルの Descrption には何も書かれていません。
参加者たちがまずとりくんだのは市が用意したこちらのミッション。駅から三笠公園ゲートに向かい、アートやオブジェが並び、人口の小川が流れる心地よい散歩道です。
市の人も、監修という立場でアドバイスする私たちも、こうしたイベントはあまり経験がないのですが、ここでは自由時間を設定したのがとてもよい効果がありました。
参加者はめいめいに遠回りをしたり、先にミッションをこなしたり、関係ない場所で参加同士でバトルを繰り広げたりと、参加者それぞれの体験に幅が生まれました。
さて、ミッションも一つこなし、ちょうど腹もこなれてきたあたりで参加者は三笠公園のかたわらにある桟橋に集合します。ここから横須賀のもう一つの顔、猿島に渡るのです。