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「指輪物語」の時系列にそってつぶやくツイッターアカウント、ShireReckoningをフォローしよう

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私も J.R.R. トールキンの「指輪物語」に人生を狂わされた一人ですが、毎年この季節になると瀬田貞二訳で読み返すのが毎年の習慣となっています。

指輪物語、あるいはいまでは「ロード・オブ・ザ・リング」といったほうが通りがよいのかもしれませんが、この作品の中では明確なカレンダーと時系列が設定されています。

ある場所に登場人物がいるときに、その他の人物がどこで何をしているかは正確に決まっていますので、魔法使いのガンダルフはなぜ遅れたのだろうかと思いめぐらせながら旅をしているホビットたちは東の空に風見ヵ゛丘の戦いの光を目撃することになるのです。

作中ではホビット庄暦で記述のあったそうした時系列をすべて現在のカレンダーと、イギリス・オックスフォード時間に変換してつぶやいているのが、ツイッター上の @ShireReckoning アカウントです。

Frodo’s small birthday party is over, but Gandalf has not returned as he promised — the first time the Grey Wizard has ever been late.

— The Shire-Reckoning (@ShireReckoning) 2016年9月22日

そして今週はちょうど「旅の仲間」の上巻、フロドがささやかに誕生日を祝って袋小路の屋敷を旅立つところから、新たな一年が始まるところです。フォローするならいまというわけです。

すでに作品を知っている人でも、リアルタイムで、どのような時間でフロドたちの旅が進んでいったのかを体験するのは臨場感ありますし、このアカウントはかなり詳細な部分まで調べて作られていますので、作品に馴染んだひとでも前後関係などで発見や驚きがあるかもしれません。

At the sound of hooves behind them on the road, Frodo, Sam, and Pippin hide. They see a rider dressed in black, who hesitates as he passes.

— The Shire-Reckoning (@ShireReckoning) 2016年9月24日

たとえば、この作品の運命的なシーン、黒の乗手との最初の邂逅の場面は 9月24日になっていますが、これが:

Shadowfax carries Gandalf across the Isen, the border of Rohan, and into southern Eriador. The Nazgûl crossed the same ford six days ago.

— The Shire-Reckoning (@ShireReckoning) 2016年9月24日

ガンダルフがイセンを越えてローハンの領土に入っている頃とほぼ前後しているというのを、ツイートが連続してやってくる体験として受け取ることができるのです。

時間帯による二つのアカウント

一つだけ落とし穴があるのは、このアカウントはイギリス時間でつぶやかれていますので、夕方から夜にかけての出来事がおおよそ同じ時間につぶやかれていた場合、日本時間では深夜なので見逃してしまうことが多いという点です。

それはアメリカでも同様であるため、このアカウントには西半球の人のためにすべての出来事を6時間ずらしてつぶやいている副アカウント、@ShireReckoningW があります。すべてのツイートは同じですが、時間だけがずれているわけです。

日本時間ちょうどというものはありませんので、私などは両方ともフォローして、なるべくストーリーラインを見逃さないようにしています。

「旅の仲間」の展開はスリリングですのでこれからしばらくは追っていて楽しいですが、なんといってもクライマックスは滅びの裂け目に至るシーンで、それは来年の3月末となっています。本当にこのあたりは、この春も毎日の更新が楽しみでした。

ファンのみなさんはぜひこの二つのアカウントをフォローして、これから半年、ツイッターをみるときに「指輪物語」の世界のなかに身をおいたつもりで読み進めてみてください。

 

 

 

 

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。

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